忌忌げ(読み)いまいましげ

精選版 日本国語大辞典 「忌忌げ」の意味・読み・例文・類語

いまいまし‐げ【忌忌げ】

〘形動〙 (形容詞「いまいましい」の語幹接尾語「げ」の付いたもの)
① 慎みはばかるべきさま。不吉なさま。いかにもいやな感じであるさま。
古今著聞集(1254)一六「いと面目なき事なれば、鬢(びん)をもかきあげず、いまいましげなるかちぎにてまゐりたりけり」
② してやられたり、思うようにならなかったりして、いかにも腹立たしく思っているさま。
青春(1905‐06)〈小栗風葉〉春「『それだ!』速男は忌々しげに叫出した」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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