志賀志那人(読み)シガ シナト

20世紀日本人名事典 「志賀志那人」の解説

志賀 志那人
シガ シナト

大正・昭和期のセツルメント運動家 大阪市社会部長。



生年
明治25(1892)年9月7日

没年
昭和13(1938)年4月8日

出生地
熊本県

学歴〔年〕
東京帝大文学部〔大正5年〕卒

経歴
大正6年大阪キリスト教青年会主事となる。8年大阪市嘱託、9年主事。市民開設の事業に関わり、10年開館とともに館長就任。のち同館は北市民館となるが、北に広がる貧困者街を対象に独自のセツルメント事業を展開した。館内に診療室、図書室などを設置、市民の金融機関として愛隣信用組合を作り、また母親達を中心に保育組合を作って活動。昭和10年大阪市社会部長に就任。遺著に「社会事業随想」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「志賀志那人」の解説

志賀志那人 しが-しなと

1892-1938 大正-昭和時代前期の社会事業家。
明治25年9月7日生まれ。大阪基督(キリスト)教青年会主事などをへて,大正9年大阪市主事。市民館(のち北市民館)開設につくし,初代館長。館内に診療室,図書室をもうけ,また金融,保育制度をつくり,近隣の貧困者の生活向上につくした。のち大阪市社会部長。昭和13年4月8日死去。47歳。熊本県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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