遺著(読み)イチョ

精選版 日本国語大辞典 「遺著」の意味・読み・例文・類語

い‐ちょヰ‥【遺著】

  1. 〘 名詞 〙 後世に残された著書。また、生前には出版されないまま残された著作。
    1. [初出の実例]「先人の遺著を見て充分の研磨討究を要するものにありては」(出典:国語のため(1895)〈上田万年〉今後の国語学)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む