忙中おのずから閑あり(読み)ぼうちゅうおのずからかんあり

精選版 日本国語大辞典 「忙中おのずから閑あり」の意味・読み・例文・類語

ぼうちゅう【忙中】=おのずから閑(かん)あり[=閑(かん)あり]

  1. 忙しい中にもわずかなひまはあるものだ。
    1. [初出の実例]「忙中自ら閑ありと云ふ成句はあるが」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「忙中おのずから閑あり」の解説

忙中自ずから閑あり

忙しい中にもわずかなひまはあるものだ。

[使用例] 忙中閑ありとはこのことよ。君のように賭け碁をやるように堕落しちゃ、こういう趣味は解らんだろう?[石川啄木*我等一団と彼|1912]

〔異形〕忙中閑あり

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