応挙寺(読み)オウキョデラ

デジタル大辞泉 「応挙寺」の意味・読み・例文・類語

おうきょ‐でら【応挙寺】

兵庫県美方郡香美町にある真言宗大乗寺別称円山応挙門人を引き連れて行き、襖絵ふすまえ屏風びょうぶ軸物などを揮毫きごうしたところからの名。

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精選版 日本国語大辞典 「応挙寺」の意味・読み・例文・類語

おうきょ‐でら【応挙寺】

  1. 兵庫県美方郡香美町にある高野山真言宗の寺、大乗寺の俗称。円山応挙筆の襖絵(ふすまえ)を多く蔵する。おうきょじ。

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世界大百科事典(旧版)内の応挙寺の言及

【大乗寺】より

…745年(天平17)に行基が開いたと伝える古刹。客殿の襖絵が円山応挙の《郭子儀(かくしぎ)図》《孔雀図》《山水図》のほか,呉春(ごしゆん),長沢蘆雪,源琦(げんき),円山応瑞,山本守礼,亀岡規礼ほかの円山四条派の作家たちの作品で埋めつくされ,応挙寺の俗称で呼ばれる。当寺の中興密英が無名時代の応挙を援助したため,応挙が再興に協力し弟子たちがそれにならったもので,円山四条派一派の描いた襖絵などは165面に及び,屛風,衝立(ついたて),掛軸などもある。…

※「応挙寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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