軸物(読み)ジクモノ

デジタル大辞泉 「軸物」の意味・読み・例文・類語

じく‐もの〔ヂク‐〕【軸物】

床の間などに掛けるため、掛け軸として表装した書画掛け物。また、巻子本かんすぼん絵巻物など。

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精選版 日本国語大辞典 「軸物」の意味・読み・例文・類語

じく‐ものヂク‥【軸物】

  1. 〘 名詞 〙 床の間などにかけるため、軸に巻くように仕立てた書画。掛物掛軸。また、巻子本(かんすぼん)や絵巻物などをいう。
    1. [初出の実例]「書院のかざり様。一番に硯屏、二番に硯置て、間の寸をとりて筆架ををく。次水入。次に軸物。次に印籠」(出典:御飾記(1523))
    2. 「真偽の分からぬ肉筆の浮世絵の軸物(ヂクモノ)を掛けて」(出典:雁(1911‐13)〈森鴎外〉七)

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