普及版 字通 「忱」の読み・字形・画数・意味
忱
7画
[字訓] まこと
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(いん)。に(しん)・枕(ちんしん)の声がある。〔説文〕十下に「なり」とあり、〔詩、大雅、大明〕「天は忱にしし」のように古い用例がある。(しん)また・(しん)と通用する。
[訓義]
1. まこと。
2. まこととする。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕忱 マコト・タスク・マクラ 〔字鏡集〕忱 ノブ・タスク・マコト
[語系]
忱・・zjimは同声。は〔説文〕三上に「燕・代・東齊に、信をと謂ふ」とみえる。または〔説文〕に「諦なり」とし、「天は(まこと)にしし」と〔詩、大雅、大明〕の句を引いて、字をに作る。信sjienとも関係のある語であろう。
[熟語]
忱悃▶・忱辞▶・忱恂▶・忱裕▶
[下接語]
勧忱・斟忱・忠忱・忱・微忱
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報