思い兼ねる(読み)おもいかねる

精選版 日本国語大辞典 「思い兼ねる」の意味・読み・例文・類語

おもい‐か・ねるおもひ‥【思兼】

  1. 〘 他動詞 ナ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]おもひか・ぬ 〘 他動詞 ナ行下二段活用 〙 ( 「かねる」は、しようとしてもできないの意 )
  2. 思いに堪えることができなくなる。恋しさをおさえられなくなる。
    1. [初出の実例]「妹を思ひいの寝らえぬに秋の野にさを鹿鳴きつ妻於毛比可禰(オモヒカネ)て」(出典万葉集(8C後)一五・三六七八)
  3. 考え及ばなくなる。分別がつかなくなる。判断に困る。
    1. [初出の実例]「新羅(しらぎ)へか家にか帰る壱岐(ゆき)の島行かむたどきも於毛比可禰(オモヒカネ)つも」(出典:万葉集(8C後)一五・三六九六)

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