思い差す(読み)おもいざす

精選版 日本国語大辞典 「思い差す」の意味・読み・例文・類語

おもい‐ざ・すおもひ‥【思差】

  1. 〘 自動詞 サ行四段活用 〙 ( 「おもいさす」とも ) 相手を決めて酒をつぐ。おもいざしをする。
    1. [初出の実例]「御前に有ける盃を以て〈略〉思指(ヲモヒザシ)申すぞ、是を肴(さかな)にし給へとて」(出典太平記(14C後)一〇)

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