思差(読み)おもいざし

精選版 日本国語大辞典 「思差」の意味・読み・例文・類語

おもい‐ざしおもひ‥【思差】

  1. 〘 名詞 〙 その人にと思う心があって、杯に酒をつぐこと。相手を決めて酒をつぐこと。⇔思い取(ど)り
    1. [初出の実例]「その盃、いづかたへもおぼしめさん方へ、おもひざししたまへ」(出典:曾我物語(南北朝頃)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android