思死(読み)おもいしぬ

精選版 日本国語大辞典 「思死」の意味・読み・例文・類語

おもい‐し・ぬ おもひ‥【思死】

〘自ナ変〙 思いこがれて死ぬ。思い続けて死ぬ。
万葉(8C後)四・六八三「言ふことのかしこき国そくれなゐの色にな出でそ念死(おもひしぬ)とも」

おもい‐じに おもひ‥【思死】

〘名〙 思い続けて死ぬこと。一つの事を思いつめて死ぬこと。こがれ死ぬこと。
大和(947‐957頃)一五五「これをおもひしにに傍にふせりて死にけり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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