思設(読み)おぼしもうく

精選版 日本国語大辞典の解説

おぼし‐もう・く ‥まうく【思設】

〘他カ下二〙 (「おもいもうける(思設)」の尊敬語) 前々から配慮、用意をなさる。予期なさる。
※宇津保(970‐999頃)藤原の君「かくて宮におはしましつきて、年ごろおぼしまうけたりし所に据ゑて、七日七夜、豊の明かりして打ち上げあそぶ」

おもい‐もう・ける おもひまうける【思設】

〘他カ下一〙 おもひまう・く 〘他カ下二〙 前々から配慮したり用意したりしておく。予期する。(心の中で)あらかじめ準備する。
落窪(10C後)一「あこぎ思ひまうけたるかひなげに思ひて、御前により臥したれば」
※俳諧・更科紀行(1688‐89)「夜は草の枕を求て、昼のうち思ひまうけたるけしき、むすび捨たる発句など、矢立取出て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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