精選版 日本国語大辞典 の解説 あやしみ【怪】 を 見(み)て怪(あや)しまざれば怪(あや)しみ却(かえ)って破(やぶ)る 怪しい事を見ても気にかけさえしなければ、怪しい事が自然に消えるという意。⇔疑心暗鬼(あんき)を生ず。[初出の実例]「『あやしみを見てあやしまざる時は、あやしみかへりて破る』といへり」(出典:徒然草(1331頃)二〇六)[その他の文献]〔夷堅三志‐姜七家猪〕 あやしき【怪】 を 見(み)て怪(あや)しまざれば=怪(あや)しみ却(かえ)って破(やぶ)る[=怪(あや)しき事無(ことな)し] =あやしみ(怪)を見て怪しまざれば怪しみ却って破る[初出の実例]「あやしきを見てあやしまざれば、怪却而破(アヤシミカヘッテヤブル)とかや」(出典:浄瑠璃・関八州繋馬(1724)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by