疑心暗鬼を生ず(読み)ギシンアンキヲショウズ

デジタル大辞泉の解説

疑心(ぎしん)暗鬼を生ず

《「列子」説の注から》うたがう心が強くなると、なんでもないことが恐ろしく感じられたり、うたがわしく思えたりする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

とっさの日本語便利帳の解説

疑心暗鬼を生ず

疑いの心が暗闇に鬼を生じさせる。疑心があると何でもないものまで恐ろしくなるという意味。「疑心」と「暗鬼」は類義語のように認識されるが、本来は「疑心が暗鬼を生む」。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

大辞林 第三版の解説

ぎしんあんきをしょうず【疑心暗鬼を生ず】

〔列子 説符注
疑心があると、何でもないものにまで恐れや疑いの気持ちを抱くものである。疑心暗鬼。疑えば目に鬼を見る。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

ぎしん【疑心】 暗鬼(あんき)を=生(しょう)ず[=作(つく)る]

(「列子鬳斎口義‐説符篇」の「人有亡鈇者」章に「此章猶諺言疑心生暗鬼也」とあるのによる。心に疑いをもっていると、暗やみの中に、ありもしない鬼の形を見たりするの意から) 疑う心があると、何でもないことまで、恐ろしく思えたり、疑わしく思えたりすることにいう。疑えば目に鬼を見る。杯中(はいちゅう)の蛇影(じゃえい)。疑心暗鬼。
※読本・椿説弓張月(1807‐11)残「疑心(ギシン)(すずろ)に暗鬼(アンキ)を生(セウ)ず。物うたがへば見ることあり、招けばかならず来(きた)すことあり」

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