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恐竜絶滅説 きょうりゅうぜつめつせつhypotheses for extinction of dinosaurs

知恵蔵の解説

恐竜絶滅説

恐竜は白亜紀末に大量絶滅した。原因には、(1)地質学的に短時間で滅びたとする激変説と、(2)長時間かかったとする漸減説がある。(1)は隕(いん)石衝突説、すい星遭遇説、伝染病説など、(2)は温度低下説、海退説、火山活動説など。隕石衝突説は、白亜紀層と第三紀層の間の黒色粘土層に含まれる濃集したイリジウムは隕石由来だとし、直径11kmの隕石が秒速40kmで衝突したと考える。ユカタン半島で発見されたクレーターが有力な衝突地。しかしアンモナイト類恐竜の種数が漸減する一方、原始有蹄(てい)類数が漸増する点を強調する人もいる。実際は生物種の大量絶滅は温度低下と海退、火山活動、大陸の接続に伴う種の接触に、隕石などの激変的要素が加わった結果らしい。

(小畠郁生 国立科学博物館名誉館員 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

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