最新 地学事典 「激変説」の解説
げきへんせつ
激変説
catastrophism’s theory
G.キュビエが『Recherches sur les ossements fossiles』(1812)の序論で主張した説。天変地異説と同義。地球の歴史上何回も急激な天変地異があり,そのたびに古い生物が絶滅し新しい生物が出現したとする。ノアの洪水説が信じられていた当時,多くの人の賛同を得,『Discours sur les révolutions de la surface du globe(地球変革論)』として別に出版された。この説はElie de Beaumontやd’Orbignyに支持されたが,生物の漸進的進化を考えるJ.ラマルクや斉一説を主張するC.ライエルらに強く反対され,特にライエルの『The principles of geology』(1830~33)が出るにおよんで,その影響力を失った。
執筆者:今井 功
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

