恩貴島新田(読み)おきしましんでん

日本歴史地名大系 「恩貴島新田」の解説

恩貴島新田
おきしましんでん

[現在地名]此花区春日出中かすがでなか三丁目・春日出北かすができた二―三丁目・島屋しまや一丁目・同三丁目・酉島とりしま一丁目・同三丁目

春日出新田の西に位置。もと沖島おきしまと称した地で元禄年間(一六八八―一七〇四)大坂の大宮仁左衛門が地代金七二五両を幕府に納めて開発、元禄一五年検地を受けて一四五石余と高付された(西成郡史)。当初、沖島新田の字をあてていたが、波浪のため度々堤防が決壊したため、安永七年(一七七八)恩貴島の字をあてることを願出て許されたという(大阪府地誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android