精選版 日本国語大辞典 「息む」の意味・読み・例文・類語 いき・む【息】 〘 自動詞 マ行五(四) 〙① 息をつめて腹に力を入れる。いきばる。いけむ。[初出の実例]「とりあげばば来りて、さあしきりがついたとて、いきますれば」(出典:咄本・初音草噺大鑑(1698))② 張り切る。りきむ。[初出の実例]「車引女を見るといきみ出し」(出典:雑俳・柳多留‐初(1765)) いけ・む【息】 〘 自動詞 マ行四段活用 〙 =いきむ(息)[初出の実例]「さてもさても、けなげさうに候。いますこしいけみ、御うみ給へ」(出典:御伽草子・鼠の権頭(古典文庫所収)(室町末))「ソレ出るわいの。まちっとじゃ。いけまんせ」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)六) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例