息精張る(読み)イキセイハル

デジタル大辞泉 「息精張る」の意味・読み・例文・類語

息精いきせい・る

あるだけの気力を尽くす。意気込む。
「そのやうに―・るは大きな毒」〈浄・歌祭文

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関連語 実例 追手 初出

精選版 日本国語大辞典 「息精張る」の意味・読み・例文・類語

いきせい【息精】=張(は)る[=引(ひ)っ張(ぱ)る]

  1. ありたけの気力を尽くす。意気込む。努力をする。
    1. [初出の実例]「けっかうな追手の衆いきせいはってあげくに、いき杖迄いただいて」(出典:浄瑠璃・百合若大臣野守鏡(1711頃)二)
  2. 力む。いきりたつ。
    1. [初出の実例]「ハテ息精(イキセイ)はるな」(出典浄瑠璃蘭奢待新田系図(1765)一)

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