息緒(読み)いきのお

精選版 日本国語大辞典 「息緒」の意味・読み・例文・類語

いき‐の‐お‥を【息緒】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 息が長く続くのを緒にたとえた表現 ) 命。たまのお。万葉集では「息の緒に」の形だけが見られる。
    1. [初出の実例]「いきのをの絶えなんのちは君にても哀れいづこと我を尋ねん」(出典:伊勢大輔集(11C中))
  3. 転じて、息。呼吸
    1. [初出の実例]「息のをの苦しき時は鉦鼓こそ南無阿彌陀仏の声だすけなれ」(出典:三十二番職人歌合(1494頃)二四番)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む