悪の教典(読み)あくのきょうてん

知恵蔵mini 「悪の教典」の解説

悪の教典

貴志祐介のベストセラー小説。サイコパス(反社会性人格障害)という裏の顔を持つ高校教師が引き起こす事件を描いたサイコ・ホラー作品。「別册文藝春秋」で2008年7月号から2年間連載され、10年7月、文藝春秋より単行本が出版された。10年に第1回山田風太郎賞を受賞し、11年には宝島社の『このミステリーがすごい!』で国内部門1位を獲得。12年には「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」の三池崇史監督によって映画化され、教師役を伊藤英明が演じている。映画は12年11月、イタリアで開催された第7回ローマ国際映画祭コンペティション部門に出品され、同部門のオープニング上映を飾った。

(2012-11-12)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

デジタル大辞泉プラス 「悪の教典」の解説

悪の教典

貴志祐介のホラー小説。2010年刊行。同年第1回山田風太郎賞受賞。2012年、三池崇史監督により映画化。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android