悲心(読み)ひしん

精選版 日本国語大辞典 「悲心」の意味・読み・例文・類語

ひ‐しん【悲心】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 悲しい心。悲しむ心。
    1. [初出の実例]「悲(ヒ)心遠く九霄の雲を望んで」(出典太平記(14C後)二一)
  3. 仏語衆生の苦をあわれんでその苦を除こうと思う心。
    1. [初出の実例]「就第二摂衆生戒四受、亦分為二〈略〉第二有二受。亦同明悲心抜苦」(出典:勝鬘経義疏(611)十大受章)
    2. [その他の文献]〔大丈夫論‐上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む