悽悽(読み)せいせい

精選版 日本国語大辞典 「悽悽」の意味・読み・例文・類語

せい‐せい【悽悽】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. 悲しみいたむさま。悽然(せいぜん)
    1. [初出の実例]「何代戦場平野西、黄昏経過意悽悽」(出典:常山遺稿(1785)古戦場)
    2. [その他の文献]〔関尹子‐三極〕
  3. 飢えて病むさま。〔後漢書‐周黄徐姜申屠伝賛〕
  4. 落ち着かないさま。
    1. [初出の実例]「攀桂枝於遅暮、独遑々而悽々」(出典本朝文粋(1060頃)一・繊月賦〈菅原文時〉)
    2. [その他の文献]〔魏志‐文帝紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android