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関尹子 かんいんし Guan Yin-zi

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

関尹子
かんいんし
Guan Yin-zi

中国の思想書。『史記』老子伝にみえる関令の尹喜の著とされるが,実は唐末五代の偽作であり,唐末の道士杜光庭の作という説もある。1巻。神仙方技について,仏教,儒教を混合して説く。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

かん‐いんし〔クワン‐〕【関尹子】

中国、時代の秦(しん)の伝説的な思想家。本名、尹喜(いんき)。函谷関(かんこくかん)を守る役人であったので、つけられた名。その思想は「荘子」などに断片的に残っているのみで、著書「関尹子」は後世の偽作という。生没年未詳。

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大辞林 第三版の解説

かんいんし【関尹子】

中国、古代の思想書。一巻。「史記」の老子伝にみえる周の関令尹喜いんきの作と伝えられるが、唐・五代頃の偽作とする説が有力。道家哲学を述べ、神仙思想の色彩が濃い。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

関尹子
かんいんし

中国上代の思想家。またはその著書の名。人物としての関尹子の名は、『呂氏春秋(りょししゅんじゅう)』や『荘子(そうし)』に静寂を尚(たっと)んだ人物としてみえるが、その経歴は明らかでない。ただ『史記』「老子伝」によると、関令(かんれい)尹喜(いんき)(関所役人の尹喜)なる人物がおり、老子は、彼の要請によりその書を著して授けたという。そして、この関令尹喜がすなわち関尹子であるとされることから、関尹子とは老子の一番弟子であり、『老子』を伝授された人物として伝えられるようになった。
 書物としての『関尹子』は、その名に仮託して後世につくられたもの。1世紀につくられた書籍目録である『漢書(かんじょ)』「芸文志(げいもんし)」にその名のみえることから、前漢代にあったことは確かであるが、現行本『関尹子』1巻は、仏教、道教の思想を含むものであって、唐末五代(10世紀)以後の偽作であるといわれる。なお道教では関令尹喜のことを文始真人(ぶんししんじん)とよぶことから、本書は『文始真経』とも称する。[楠山春樹]

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