情報政策(読み)じょうほうせいさく(その他表記)information policy

図書館情報学用語辞典 第5版 「情報政策」の解説

情報政策

政策とは「望ましい社会形成のための目標とそれを実現するための手段に関して政府機関が定める基本的方針と具体的事業」と定義できるが,それを情報の生産・流通・利用に当てはめたもの.電気通信政策,図書館・文書館関連政策,出版政策,情報公開・個人情報保護政策,知的財産権政策などがこの範疇に入る.日本では2001(平成13)年より内閣直属の高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部が統合的情報政策を展開し,2006(平成18)年「IT新改革戦略」発表,2013(平成25)年内閣情報通信政策監(政府CIO)設置,2016(平成28)年「官民データ基本法」成立等により,安心・安全なデータ利活用と官民の枠を超えたデジタル・ガバメントを戦略の柱として推進している.国際レベルではユネスコ,国際図書館連盟などが図書館関連の情報政策を担っている.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

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