情婦マノン

デジタル大辞泉プラス 「情婦マノン」の解説

情婦マノン

1948年製作のフランス映画原題《Manon》。監督:アンリ=ジョルジュ・クルーゾー、出演:セシル・オーブリ、ミシェル・オクレール、セルジュ・レジアニほか。第10回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の情婦マノンの言及

【クルーゾ】より

…パリで死去。ナチ占領下で撮った監督第1作《犯人は21番に住む》(1942)と第2作《密告》(1943)に次いで,第3作《犯罪河岸》(1947)に至って,一躍犯罪スリラー映画の代表的監督となり,その後も,カンヌ映画祭グラン・プリを受賞する《恐怖の報酬》(1952),ルイ・デリュック賞を授与される《悪魔のような女》(1954),《スパイ》(1957)といった暗いペシミズムに貫かれたサスペンス映画を撮るが,他方では,〈16歳の悪女〉セシル・オーブリー主演の《情婦マノン》(1948)や,ブリジット・バルドー主演の《真実》(1960)で強烈なエロティシズム表現を追求した。また,キャンバスに絵が描かれるのを裏面から撮影するという画期的な手法で美術映画に新分野を開拓して,カンヌ映画祭審査員特別賞を与えられた記録映画《ピカソ――天才の秘密》(1955)では,その〈造形感覚〉をいかんなく発揮してみせた。…

※「情婦マノン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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