惜人(読み)あたらひと

精選版 日本国語大辞典 「惜人」の意味・読み・例文・類語

あたら‐ひと【惜人】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 欠点をそのままにしておくのは惜しい、すぐれた人。
    1. [初出の実例]「あたら人の、ふみをこそおもひやりなく書きけれ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜下)
  3. 死なせたり去らせたりするには惜しい、すぐれた人。
    1. [初出の実例]「Atarafito(アタラヒト)〈訳〉死んだり去ったりしてほしくない人」(出典日葡辞書(1603‐04))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む