六訂版 家庭医学大全科 「意識障害の重症度」の解説
意識障害の重症度(JCSとGCS)
(外傷)
意識は“あり、なし”で2つに分けられるものではなく、意識がはっきりしている
代表的な意識障害の重症度評価が、日本で広く用いられているJCS(ジャパン・コーマ・スケール、別名339度)と、世界的に使われているGCS(グラスゴー・コーマ・スケール)です。
①JCS
刺激しないでも
②GCS
開眼の反応をE、言葉の反応をV、運動の反応をMとして、それぞれにスコアを付けて合計点で評価します。意識清明はEが4、Vが5、Mが6で合計15、深昏睡はそれぞれ1で合計3になります(表4)。8以下を重症頭部外傷と定義し、JCSでは30以上に相当します。
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報