感身学正記(読み)かんしんがくしようき

日本歴史地名大系 「感身学正記」の解説

感身学正記
かんしんがくしようき

一冊 叡尊

別称 感身記・金剛仏子叡尊感身学正記・思円上人一期形像記

成立 弘安九年

写本 西大寺ほか

解説 西大寺の中興開山興正菩薩叡尊の伝記。叡尊の事跡、鎌倉中期頃の南都仏教を考えるうえで貴重な史料

活字本 「西大寺叡尊伝記集成」(昭和五二年)ほか

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の感身学正記の言及

【叡尊】より

…一方,弟子忍性(にんしよう)とともに奈良北山宿をはじめとする宿々に文殊菩薩像を置いて文殊供養や施食を行うなど,非人救済とその編成に努めるとともに,各地において殺生禁断や架橋などの事業も行った。著作には自叙伝《感身学正記》,旅行記《関東往還記》,ほかに《梵網経古迹記輔行文集》などがある。【山田 洋子】。…

※「感身学正記」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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