普及版 字通 「愾」の読み・字形・画数・意味
愾
13画
[字訓] なげく・いかる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は氣(気)(き)。〔説文〕十下に「大息なり」とし、氣を亦声とする。〔詩、曹風、下泉〕「愾(かい)として我(われ)寤す」のように古い用例がある。形況の語。
[訓義]
1. なげく、気がたかぶる。
2. いかる、うらむ。
[古辞書の訓]
〔字鏡〕愾 アカラシ 〔字鏡集〕愾 オホイナリ・ネタム
[語系]
愾xitは氣khitを状態化した語。(慨)・kht、喟khiutと声義近く、みな一系の語。
[熟語]
愾焉▶・愾惜▶・愾然▶・愾▶・愾敵▶・愾憤▶
[下接語]
愾・慷愾・愾・長愾・敵愾・憤愾・余愾
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報