態とめく(読み)ワザトメク

デジタル大辞泉 「態とめく」の意味・読み・例文・類語

わざと‐め・く【態とめく】

[動カ四]わざとらしく見える。
「―・き由ある火桶に」〈初音

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「態とめく」の意味・読み・例文・類語

わざと‐め・く【態めく】

  1. 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 ( 「めく」は接尾語 ) ことさら心を用いているように見える。また、わざとらしく感じられる。
    1. [初出の実例]「わざとめきよしある火をけに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)初音)
    2. 「わざとめきたるこの比の山水よりは」(出典:筑波問答(1357‐72頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android