憲章簿(読み)けんしようぼ

日本歴史地名大系 「憲章簿」の解説

憲章簿
けんしようぼ

四五冊

成立 幕末―明治初年

写本 京都大学経済学部図書室(四三冊)・高知大学附属図書館(一五冊)

解説 幡多郡山田村の庄屋を務めた兼松氏が集大成した土佐藩法令集。藩政初期から安政の末年頃までの法令であるが、とくに中期以降が詳しい。官掟・穀泉・田銀・職人国産租税などの三二部からなり、各部とも年次を逐って法令を収めている。現在不虞・臧否の二部を欠く。土佐藩法の研究のみならず藩政研究の基本史料として貴重。

活字本 高知県立図書館昭和五六年―(刊行中)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android