臧否(読み)ゾウヒ

デジタル大辞泉 「臧否」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐ひ〔ザウ‐〕【×臧否】

よいことと悪いこと。善悪良否。また、よしあしを批判すること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「臧否」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐ひザウ‥【臧否】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「臧」は善の意 ) よいことと悪いこと。よしあし。良否。善悪。また、よしあしを判ずること。
    1. [初出の実例]「文花壮麗、政李臧否、人之所知也」(出典江都督納言願文集(平安後)三)
    2. 「或問、支那と西洋と究理の法同じからず。何を是とすべきや。曰、〈略〉豈浅学の徒軽く之を臧否することを得んや」(出典:遠西観象図説(1823)地動或問)
    3. [その他の文献]〔詩経‐大雅・抑〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「臧否」の読み・字形・画数・意味

【臧否】ぞう(ざう)ひ

善悪。批判する。〔晋書、阮籍伝〕、禮に拘はらずと雖も、然れども言を發すること玄にして、口に人物を臧否せず。

字通「臧」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android