懐かしみ(読み)なつかしみ

精選版 日本国語大辞典 「懐かしみ」の意味・読み・例文・類語

なつかし‐み【懐み】

  1. ( 形容詞「なつかしい」の語幹に、「み」の付いたもの。→ )
  2. …に心がひかれるので。…が好ましくて。…がゆかしさに。なつかしび。
    1. [初出の実例]「春の野に菫(すみれ)摘みにと来し吾そ野を奈都可之美(ナツカシミ)一夜宿(ね)にける」(出典万葉集(8C後)八・一四二四)
    2. 「山ぶきのやへさくはなをなつかしみそよやひとへにうちとけにけり」(出典:重之集(1004頃))
  3. 心ひかれるさまに。大切に。なつかしび。
    1. [初出の実例]「見れどあかぬ人国山の木の葉をしわが心から名著(なつかしみ)思ふ」(出典:万葉集(8C後)七・一三〇五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む