デジタル大辞泉 「懐ける」の意味・読み・例文・類語 な‐つ・ける【懐ける】 [動カ下一][文]なつ・く[カ下二]《「なづける」とも》なつくようにする。「犬ヲ―・ケル」〈和英語林集成〉「智深うして人を―・け、慮おもんばかり遠くして主を諫む」〈太平記・四〉 な‐ず・ける〔‐づける〕【▽懐ける】 [動カ下一]⇒なつける 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「懐ける」の意味・読み・例文・類語 な‐つ・ける【懐】 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]なつ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 ( 後世「なづける」とも ) なつくようにする。親しみなつかせる。てなずけて従わせる。[初出の実例]「春の野に鳴くやうぐひす奈都気(ナツケ)むとわが家(へ)の園に梅が花咲く」(出典:万葉集(8C後)五・八三七)「己に靡き従ふ者には、〈略〉金子を与へなつくる故」(出典:浄瑠璃・国性爺後日合戦(1717)三)「自分の後を継ぐ可きものを懐(ナヅ)けて置くは」(出典:小公子(1890‐92)〈若松賤子訳〉前編) なず・けるなづける【懐】 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙 ⇒なつける(懐) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例