金子(読み)カネコ

デジタル大辞泉 「金子」の意味・読み・例文・類語


きん‐す【金子】

金貨
おかね。金銭

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精選版 日本国語大辞典 「金子」の意味・読み・例文・類語

きん‐す【金子】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「す」は「子」の唐宋音 ) 金の貨幣。また、広義では単に通貨のこと。
    1. [初出の実例]「付、金子は拾両之代拾五貫文、銀子は拾両之代弐貫文たるべし」(出典:京都上京文書‐永祿一二年(1569)三月一六日・精撰追加条々)
    2. 「金子(キンス)壱枚宛の桟敷(さんじき)を、京・大坂に続ては、堺へ取ける」(出典:浮世草子・日本永代蔵(1688)四)

金子の語誌

もともとは、金貨の造られていなかった中世に、秤量貨幣として用いた金のことをいい、同様に秤量貨幣の銀を「銀子(ぎんす)」といった。後に金貨が造られてからも、金貨幣を指す語として用いられ、広義には貨幣全般をも指す。関西では、銀貨中心の経済だったので、「銀子」が多く用いられた。


かな‐こ【金子】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代鉱山山師手子掘子)の中間にあった採鉱人。山師から一敷の領分(約四百平方尺)を下請けし、少数の掘大工や手子を抱えて働いた。〔梅津政景日記‐慶長一七年(1612)六月一四日〕

かねこ【金子・兼子】

  1. 姓氏の一つ

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日本歴史地名大系 「金子」の解説

金子
かねこ

[現在地名]加賀市大聖寺金子町だいしようじかねこまち

ゆみ町の中央部から北西方に延びる小路に面した武家町で大聖寺川左岸にある。下級武士が住み天明六年(一七八六)の大聖寺絵図では若干の町家があるほかは足軽・徒士の居宅となっている。弘化三年(一八四六)の覚(西尾文書)に「兼子町」と記され、「足軽・坊主・御供廻リ等ニ御屋敷不被下所々」とされているのは狭い土地のため、もはや足軽や供廻りさえ入る余地がなくなったことを示している。

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「金子」の解説

金子
かなこ

金名子・金児とも。近世鉱山で鉱石採掘にあたる者。生野銀山では内切(うちきり)という。数人の掘子・手子(てこ)を抱え,山師から一定の掘場を下請けして採掘し,鉱石の配分をうける。近世中期佐渡金山では6割,生野では2分の1から3分の1が金子の取り分とされた。本来は零細な鉱山稼行人だったが,近世初期の金銀山の繁栄期に,開坑する資金や技術がなく,山師と掘子の間で採掘にあたるようになったと思われる。のち山師から自立していく傾向がみられる。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「金子」の解説

金子
かねこ

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
初演
天保2.10(堺・大寺芝居)

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普及版 字通 「金子」の読み・字形・画数・意味

【金子】きんす

金銭。

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