もともとは、金貨の造られていなかった中世に、秤量貨幣として用いた金のことをいい、同様に秤量貨幣の銀を「銀子(ぎんす)」といった。後に金貨が造られてからも、金貨幣を指す語として用いられ、広義には貨幣全般をも指す。関西では、銀貨中心の経済だったので、「銀子」が多く用いられた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
金名子・金児とも。近世鉱山で鉱石の採掘にあたる者。生野銀山では内切(うちきり)という。数人の掘子・手子(てこ)を抱え,山師から一定の掘場を下請けして採掘し,鉱石の配分をうける。近世中期佐渡金山では6割,生野では2分の1から3分の1が金子の取り分とされた。本来は零細な鉱山稼行人だったが,近世初期の金銀山の繁栄期に,開坑する資金や技術がなく,山師と掘子の間で採掘にあたるようになったと思われる。のち山師から自立していく傾向がみられる。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新