戎姿(読み)えびすすがた

精選版 日本国語大辞典 「戎姿」の意味・読み・例文・類語

えびす‐すがた【戎姿】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 戎衣(えびすごろも)をつけた東国武士風の姿の意。京の公家の側からいう語 ) 鎧姿(よろいすがた)
    1. [初出の実例]「ゑびすすがたども、いと近く見えしも、あらぬ世とのみぞ覚えし」(出典:竹むきが記(1349)上)
  3. 鞠を蹴るときに用いた装束
    1. [初出の実例]「なりしげめしし、たてて留えびすすがたにてたつ」(出典:嵯峨のかよひ(1269))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android