戎衣(読み)ジュウイ

デジタル大辞泉 「戎衣」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐い【×戎衣】

戦争に行くときの衣服軍服
自らの血と返り血とで、―は重く」〈中島敦李陵

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「戎衣」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐い【戎衣】

〘名〙 いくさに出る時の衣服。甲冑(かっちゅう)などの類。また、それをつけた姿。軍服。
名語記(1275)九「戎衣と、衣文もつけざれば」
太平記(14C後)四「藤房衣冠をぬぎ、戎衣(ジウイ)に成って、供奉せんとし給ひけるが」 〔書経‐武成〕

えびす‐ごろも【戎衣】

〘名〙 (「戎衣(じゅうい)」の訓読み) 武士戦場で身につける武具。甲冑(かっちゅう)具足
小島のくちずさみ(1353)「めなれぬえびす衣のうへ人どものけしき」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「戎衣」の読み・字形・画数・意味

【戎衣】じゆうい

軍服。唐・杜審言〔味道に贈る〕詩 邊聲、羌笛を亂し 風、戎衣を(ま)く

字通「戎」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android