成子林檎(読み)なるこりんご

精選版 日本国語大辞典 「成子林檎」の意味・読み・例文・類語

なるこ‐りんご【成子林檎】

  1. 〘 名詞 〙 リンゴ栽培品種早生種で六月下旬から九月上旬にかけて出荷される。未熟でも酸味が少ないので、青リンゴとして売られる。熟すと赤褐色のかすり縞があらわれる。いわい。
    1. [初出の実例]「成子林檎のやうに白かった乳房に」(出典:春景色(1930)〈川端康成〉六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android