成東町(読み)なるとうまち

日本歴史地名大系 「成東町」の解説

成東町
なるとうまち

面積:四七・〇二平方キロ

山武郡の中部、東金とうがね市の北東に位置する。東部は太平洋に面し、北部は蓮沼はすぬま村・松尾まつお町・山武町、南は九十九里くじゆうくり町と接する。JR総武本線・東金線、国道一二六号が通る。南東部の九十九里平野とそれに続く北西部の両総台地を町域とし、木戸きど川・作田さくだ川が太平洋に注ぐ。町内には板附いたつき古墳群など多くの古墳が点在する。七世紀の創建とされる真行しんぎよう寺廃寺があり、一二世紀にはこの寺の檀越としてみえる印東氏が当地に勢力を伸ばしていたらしい。戦国期には成東城に千葉氏一族の成東氏がおり、小田原北条氏の支配下にあった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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