成谷新田
なるたにしんでん
[現在地名]三田市成谷
三輪村の北、志手原村の南に位置し、古くは鳴谷と称する渓谷で志手原村に含まれていた。鳴谷新田とも記した。三輪村上野ヶ原からの道は地内で虫尾新田への道に分れ、分岐地に「右花山院 左虫尾」の道標が残る。次いで志手原村中央へ出る道と尼寺村花山院への道に分岐し、「左花山院」の道標が残る。康暦二年(一三八〇)九月一八日の香下寺山
示証文(香下寺文書)によれば、香下寺領の南は「猿山より花折・はとか峯・成谷・石塚かきり」と記す。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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