…有島武郎の長編小説。前編は1911‐13年(明治44‐大正2)《白樺》に連載した《或る女のグリンプス》を19年改稿したもの,後編は19年書き下ろした。主人公早月葉子(さつきようこ)は強烈な自我の持主で,因襲と束縛を断ち切って生きようとする新しい女であるが,生の源泉を男性にだけ求めようとし,経済的にも男性に頼る女性である。…
…第1次大戦中は人道主義的要素も濃厚となり,周辺にはその影響を受けた衛星誌が輩出。《白樺》の全盛期には生田長江らの批判もあったが,有島武郎の《或る女》の前編《或る女のグリンプス》,武者小路の戯曲《その妹》,志賀の《城の崎にて》,長与の戯曲《項羽と劉邦》などもこの《白樺》に掲載され,近代文学史に残る名作の広場としての役割を果たした。《白樺》終刊後も彼らの友情は永続し,その影響は抜群で,いわゆる〈白樺山脈〉を形成した。…
※「或る女のグリンプス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
政府首脳が外国を訪問した際の会談内容や合意事項を記した外交文書。法的拘束力は持たないが,その内容は両国を事実上拘束する。類似のものに共同発表 joint statementがあるが,これはより記録的な...
7/28 化学辞典 第2版(森北出版)を更新
6/26 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/17 デジタル大辞泉プラスを更新
4/17 デジタル大辞泉を更新
2/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新