戦争熱(読み)せんそうねつ

精選版 日本国語大辞典 「戦争熱」の意味・読み・例文・類語

せんそう‐ねつセンサウ‥【戦争熱】

  1. 〘 名詞 〙 戦争をしようとする意気込み。
    1. [初出の実例]「沸騰せんばかりの世上の戦争熱も」(出典:火の柱(1904)〈木下尚江〉一八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の戦争熱の言及

【発疹チフス】より

… 感染は皮膚の傷口を通して起こる経皮感染で,患者から吸血したシラミの腸管内で増殖したリケッチアが糞とともに排出され,それがヒトの皮膚につき,吸血刺口を搔いた傷口から糞とともに体内に侵入することによって感染する。したがってシラミが寄生するような衛生状態の不良なところに流行が発生し,〈戦争熱〉〈飢饉熱〉〈刑務所熱〉〈船舶熱〉などの別名でも呼ばれた。感染後5~15日の潜伏期を経て発症し,全身倦怠,咳,頭痛などの前駆症状の後,悪寒や頭痛を伴った発熱で発症する。…

※「戦争熱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android