戯男(読み)たわれお

精選版 日本国語大辞典 「戯男」の意味・読み・例文・類語

たわれ‐おたはれを【戯男】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 放蕩する男。好色な男。また、風流な男。たわれおとこ。〔十巻本和名抄(934頃)〕
    1. [初出の実例]「たはれをが袂にかくるあやめぐさねよげなりとや人の見るらん〈藤原顕仲〉」(出典:堀河院御時百首和歌(1105‐06頃)夏)
  3. 江戸時代歌舞伎役者をいう称。
    1. [初出の実例]「京のたはれおの集りゐて、ある事なき事四条の河原になん」(出典:仮名草子・見ぬ京物語(1659)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android