戴聖(読み)タイセイ

デジタル大辞泉 「戴聖」の意味・読み・例文・類語

たい‐せい【戴聖】

中国前漢学者りょう河南省)の人。あざなは次君。叔父戴徳たいとくを大戴とよぶのに対し、小戴とよぶ。「礼」を后蒼に学び、現在の「礼記らいき」である「小戴礼」49編を作った。生没年未詳。

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精選版 日本国語大辞典 「戴聖」の意味・読み・例文・類語

たい‐せい【戴聖】

  1. 中国、前漢の儒学者。字(あざな)は次君。戴徳の甥。徳の大戴に対し、小戴と称される。宣帝の頃、九江太守となり、徳とともに礼を后蒼に受けた。著に「小戴記」(現在伝わる礼記のこと)がある。生没年不詳。

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世界大百科事典(旧版)内の戴聖の言及

【礼記】より

…ある部分では礼の煩瑣(はんさ)な規定を楽しんでおり,また文章の洗練や故事の語り口の巧みさにも見るべきものがある。現行のテキストは前漢の戴聖が整理を加えたものに出るとされ,戴徳の《大戴(だたい)礼記》(《大戴礼》)に対しては《小戴礼記》とも呼ばれる。後漢の鄭玄(じようげん)の注がある。…

※「戴聖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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