小戴(読み)コイタダキ

デジタル大辞泉 「小戴」の意味・読み・例文・類語

こ‐いただき【小戴】

糝粉餅しんこもちを丸く平たくして、中央部に小豆あんを少量のせたもの。いただきもち。
幼児食い初めの祝いなどに作る、小さな重ね餅。また、そのなかの、最小のもの。

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精選版 日本国語大辞典 「小戴」の意味・読み・例文・類語

こ‐いただき【小戴】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 糝粉餠(しんこもち)を丸く平たくして、あずきの餡(あん)を少しのせたもの。いただきもち。
    1. [初出の実例]「餠〈こいただき〉一鉢、とりすへ三つ、ぬりたるさし樽弐荷来候」(出典:石山本願寺日記‐証如上人日記・天文六年(1537)五月一六日)
  3. 小児の食いぞめのときなどにつくる大、中、小の三つ重ねの餠の中で最も小さいもの。〔随筆・嘉良喜随筆(1750頃)〕

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