戸伏村(読み)とぶしむら

日本歴史地名大系 「戸伏村」の解説

戸伏村
とぶしむら

[現在地名]茨木市戸伏町・大住おおすみ町・末広すえひろ

茨木村の東、安威あい川右岸に位置。鎌倉時代初期頃は公家久我家の所領で、年月日未詳の久我家領目録(久我家文書)に摂津国「戸伏領」がみえる。文和元年(一三五二)二月一八日の総持寺領散在田畠目録写(常称寺文書)によると、戸伏村字丸坪・字門田に総持そうじ寺の寺領があり、総持寺散在所領取帳写(同文書)の文安二年(一四四五)正月一七日請取分にも戸伏のうちにあったとみられる総持寺領が記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android