戸田河岸(読み)とだがし

日本歴史地名大系 「戸田河岸」の解説

戸田河岸
とだがし

戸田渡船場に併設された河岸場。河岸開設の時期は明らかではないが、文政五年(一八二二)同渡船場の川役人組頭は、享保一三年(一七二八)の見沼代用水開通に伴う八丁はつちよう河岸(現浦和市)の開設以前には当河岸から見沼領・浦和領数百ヵ村の荷物を積出していたと述べており(「願書向控帳」武内家文書)、戸田渡は享保期から河岸場としての機能を有していたらしい。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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