扇情(読み)センジョウ

精選版 日本国語大辞典 「扇情」の意味・読み・例文・類語

せん‐じょう‥ジャウ【扇情・煽情】

  1. 〘 名詞 〙 感情、情欲をあおりたてること。
    1. [初出の実例]「盗人に対ひ、妾の家へでも飛び込み美しい寝顔などを見たとき、ほんに泥棒はええ商売やとおもひなはるやろなあと煽情の言を弄するところがある」(出典:寄席風俗‐先代桂春団治研究(1942)〈正岡容〉)

扇情の補助注記

「扇情」は「煽情」の書き換え。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android