欲望(読み)ヨクボウ

デジタル大辞泉の解説

よく‐ぼう〔‐バウ〕【欲望】

不足を感じてこれを満たそうと強く望むこと。また、その。「欲望にかられる」

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デジタル大辞泉プラスの解説

欲望

1953年公開の日本映画。監督:吉村公三郎、脚本:新藤兼人、撮影:宮川一夫。出演:水戸光子、小沢栄、毛利菊枝乙羽信子、菅原謙二、長谷川裕見子、日高澄子ほか。第4回ブルーリボン賞主演女優賞(乙羽信子)受賞。

欲望

アメリカのシンガー・ソングライター、ボブ・ディランのアルバム。1976年発表。全米チャートで5週連続1位。全英アルバム・チャート3位。原題Desire》。

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大辞林 第三版の解説

よくぼう【欲望】

ほしいと思う心。不足を満たそうと強く求める気持ち。 「 -を抱く」 「 -を満たす」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

欲望
よくぼう
desire

一般的には、動機の実現が意識的、無意識的に抑制されている状態をいう。動機の有無は、刑罰上重要な意味をもち、意図的に行われた行為は厳しく罰せられる。しかし、「隣に住んでいる美人の奥さんと、肉体的な関係をもちたい」といった欲望は、実行すれば不倫な関係になるので道徳的に抑制されるものである。多くの宗教では、そうした欲望をもつことそのことが、罪深いことになると教えている。通俗的な例だが、「抑制された状態」の意味が理解できるだろう。したがって、欲望と願望とは同義語とする学者もある。
 心理学の同種の概念に、フラストレーションfrustration(欲求阻止、欲求不満)がある。これは、目標行動がなんらかの条件によって阻止されていることを意味する。フラストレーションの結果、緊張を解消するための攻撃行動などがみられる。これは、フロイトによって使用された異常行動の解釈仮説であるが、欲望と状態が類似している。欲望は理性主義者によって、卑しむべき低級のものとされたが、サルトルは、欲望は自分に欠けているものを求め、欠けていない存在になろうとすることだという積極的意味を与えている。[本明 寛]

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精選版 日本国語大辞典の解説

よく‐ぼう ‥バウ【欲望】

〘名〙 不足を感じてこれを充足させようと望むこと。また、その心。ほしがること。ほしいと思い望む心。
※露団々(1889)〈幸田露伴〉一八「ぶんせいむの欲望(ヨクバウ)も畢竟徒労に属するだらう」

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